クレアチンの噂 ハゲる
ある研究の過程でクレアチンを摂取し始めてからDHT(ジヒドロテストステロン)という毛髪の成長を妨げるホルモンの血中濃度が上昇したという報告があがっている。
このことからクレアチンが脱毛の原因になるのではないかという噂が流れた。
しかし、全く関係ないとは言えないものの直接的な原因とも言えないということとなり、脱毛症とは関係ないこととなっている。
なんかスッキリしない人もいそうなので少し掘り下げてみようと思う。
1.毛の成長サイクル
①成長期、毛が根本から伸び始める。
②移行期、毛の成長が遅くなって毛母細胞が収縮する。
③休止期、古い毛が抜けて新しい毛が同じ毛包から成長し始める。
2.DHTの作用と脱毛症
DHTは毛の生え変わる休止期の毛包にあるホルモン受容体に結合することで、新しい毛が生えるのを阻害する。
しかし、脱毛症はこのような外的要因よりも遺伝のような内的要因の方が強く作用するため、DHTの血中濃度が高いからといってハゲるとは限らない。
よって、クレアチンの摂取がハゲる原因とは言えない。
3.まとめ
クレアチンは毛の成長を妨げることはあるかもしれないが、脱毛の直接的な原因とは言えない。
ハゲは遺伝、ハゲる人はどうあがいてもハゲる。